夜になればみえる

1996 / 8mm Film 44min
('97 ひろしま映像展 入選作品)

小説家を目指す青年は無気力な自分と現実にどうしようもない脱力感を覚える。
一方、近距離の光は見える盲目の少女は一本のロウソクを買うために
傘を目線の代わりにし、街を彷徨っていた。
その2つの想いは夜のベンチで出逢い、女は指で4と形作り、「これは、幸せの数字なんだよ」と囁く。
独特の構成力と空気感が織り成す1空間でのラヴ・ストーリー。
CAST
川崎諭 花田彩絵 井上祐介

STAFF
照明 新宮雅人 畑嘉方 井上祐介 / 撮影・編集 横山知英 / 脚本・監督 粟島憲郎
<解説>
私達の映画では初めて外に出た作品になると思う。でもセリフがクサいし若い。
モノクロとカラーの映像の交錯と構成において特殊なオーバーラップの
技法を使った映画でオリジナルな感性が息づいている。
今ではもう姿を変えてしまった扇町公園の森の中で発電機を2つ使い、
極寒の冬の夜中に5日間休まず撮影をした。
終了後はスタッフみんなが風邪にかかり最悪の状態でアフレコに入ったのが印象的だった。(粟島憲郎)

記念すべき初出演で初主演作品。
そして、初めて外で認められた。
この作品のおかげで大失恋のショックを振り払う事ができました。
今の僕があるのはこの作品のおかげといっても過言ではない。
川崎諭(小説家を目指す青年役)

ちょっとキレイすぎる感もあるけれど会話劇と白黒映像が
それだけでも雰囲気をかもしだしていてなかなか心地よい映画だと思います。
花田彩絵(小さな光しか見えない少女役)

過去に夜の撮影に失敗していただけに、現像からあがってきたフィルムに感動した。
ここで得たものは「Flash Back」のスタッフロールへ。
横山知英(撮影・編集)

オープニングのシーンが秀逸。
劇中の2人の交わす会話は少しクサいかも知れないが、
その状況が作り出す世界観はなかなか出来ないと思う。
新宮雅人(照明)


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